金沢フィルムコミッション

昨年２月に放送されたドラマ「鈍色ショコラヴィレ」に続き、今回、新たにチョコレートとアートをテーマに、映画「鈍色ショコラヴィレ ビエンナーレ」が製作されることが発表されました。出版社で働く主人公は、和洋菓子×アートをテーマに雑誌の特集記事を任され、チョコレートの街・金沢市を舞台に、金沢チョコ×アートを紐解いていく物語。

「中田さんの素朴さが魅力」と金森監督

１月２３日、金沢市内で行われた映画製作発表では、ショコラの街金沢実行委員会・会長の能崎将明さん、金森正晃監督、主演の俳優・中田乃愛さんの３名が登壇。

「金沢ではお菓子をあげる、訪問先に持っていくというような光景が日々、普通の生活の中で見られる。自分が好きだとか、こだわりを表現するものとしてお菓子がある。そのこだわりが職人側にも消費者側にもあり、その美意識が街づくりにも影響している」と能崎さん、これを表現する場所として映画製作と決めたという。

今回初主演を担う、石川県出身の中田乃愛さんは「ずっと地元の魅力を伝える作品に関わることが目標だったので、叶って嬉しい。金沢のチョコレート文化とアートの魅力を作品を通して皆さんに感じていただけたらとても嬉しい。この作品が愛されるよう精一杯頑張ります。」と緊張した面持ちで語りました。

前回のドラマに続きメガホンをとる金森監督は「アートって難しいと思われがちだが、街で人とコミュニケーションとって、そこにチョコレートがあって、それもアート。作品を描くとか飾ることだけがアートではないとキュレーターの方からアドバイスを頂いた。チョコレートとアートを通し、金沢のお菓子、文化、観光スポットを一人でも多くの方に発信したい」と意気込みを語りました。

 クランクインは４月中旬、金沢市内各所で撮影予定。劇場公開は１０月に金沢コロナシネマワールドを皮切りに、首都圏でも展開予定です。金沢の街並みやアートがチョコレートと共にスクリーンの中でどのように溶けあうのか楽しみです。乞うご期待！